Chuck Mangione Sextet
@COTTON CLUB
Chuck Mangione(flh)
Gerald Niewood(sax,woodwinds)
Corey Allen(key)
Coleman Mellet(g)
Kevin Axt(b)
Dave Tull(ds,vo)
来日は実に20年ぶりだとか。まったく貴重な機会に恵まれたものです。
場所は初めて行く丸の内のコットンクラブ。BlueNoteの姉妹店です。東京駅丸の内南口を出てすぐの高いビルの2階で、洗練された雰囲気と高級感はBlueNoteやSTB139を上回ります。メニューにフライドポテトがないのはいただけませんが。
ちょっと贅沢して鶏肉のローストとサラダを堪能してから、ライブスタート。Chuckの立ち位置は私の目の前わずか1メートル。CDのジャケットで見ていた通りの髭面に帽子とジャケット姿で、長年連れ添ったであろう傷だらけのフリューゲルを携えての登場です。
彼一流の明るくて温かみのあるオリジナル曲が数曲続いた後、DizzyとMilesへのオマージュが中盤のハイライト。Chuckのバンドによるジャジーな演奏もなかなか新鮮でした。彼の音作りって、ジャズでもロックでもない、本当にフュージョンらしいフュージョン(微妙に変な表現ですが)のイメージが強いので、意表を突かれた感じ。
ライブも終盤にさしかかると、Land of Make Believe、Funny Game、そして締めくくりはChildren of Sanchezと名曲の連続。ここに至ると客席のボルテージも相当なもの。アンコールにはもちろんFeels So Good。熱狂のうちに幕引きとなりました。いやー、私も感動のあまり泣きそうになりましたよ。久々に。
特に超絶技巧の持ち主というわけでもなく、フリューゲルという地味な楽器で、これほど聴衆を惹きつけるライブができるのは、やはり心の奥に染み入るような温かな音色と、それを最大限に活かした曲作りにあるのだと思います。管楽器の音は、CDで聴くのと生で聴くのでは大きく差が出ますからね。目の前で生演奏を聴けた私は本当に幸せ者です。
ソプラノサックス、テナーサックス、ピッコロ、フルート、バスフルートを一人で吹きこなすGerald Niewoodも圧巻でした。マルチリード奏者は多くいますが、1回のライブ中にこれだけ楽器を持ちかえて破綻なく吹きこなす技術は人間離れしてます。
こうした素晴らしい音楽が私の日々の活力源です。プロミュージシャンに限った話ではありません。明日はM協の千葉県大会。ひたむきに練習に打ち込んできた参加団体から、きっとまた別の力を分けてもらえることでしょう。